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紅藍テディー
ハローハロー、僕はここにいるよ。
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「あまりオレに近付き過ぎると・・・腐って、どろどろに融けて駄目になっちゃうかもしれないよ・・?」


其れは其れは熟れ過ぎた甘い甘い果実の様に、
(だって、きみがそんなにもまっかにそまっているから)

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「嘘吐き」

この微妙な距離を埋める方法。
あたしは、知らない。

「嘘吐き嘘吐き嘘吐き嘘吐き嘘吐き―――」

誰かあたしを助けて。

(あんたなんかに負けない)



まけるはず、 ないんだ

僕の吐息を血を未来を君に捧げましょう

思うよりずっと遠かった過去は 此処に立ち竦む僕に疑問を投げ掛ける

 『きみは、ないているのか』

仄暗い夕闇も儚い陶酔もあの日と共に在るだけなら

生命ですら、僕は要らないと呟く




僕はきっと永遠の楽園よりも君を選ぶのでしょう


落ちてゆけ堕ちてゆけ、僕等は翼の折れた九官鳥


生きることが怖いならいっそ地の果てまで飛び続けてしまえ

ひらりひらりと降り積もる真白の雪

灰色の空は忘却の彼方

其れは空き過ぎた無を埋める背景でしか無く

反する事は唯一つの 裏切り

今日は三日月が異様に眩しい。

換気扇の回る不快な音が響いてはいるが、この腐りかけた路地裏では逆に汚れた風を取り込むだけだろう。
鼻をつく血の臭いは、壁に染み付いた其れか・・・否、悲鳴をあげている己の左肩からか。

『さっき銃声が聞こえたが・・・大丈夫か?』
雑音と共に耳に届く、聞き慣れた彼の声。
つい先刻も聞いたばかりの筈なのに、今は何故か―――ひどく懐かしくて、ひどく愛しい。
「大・・丈夫。ちょっとかすっただけ」
向こうには声しか届かないのだけれど。無意識のうちに笑いかけてしまう。
左肩の痛みが、少し和らいだ気すらした。
『今、何処に居る?直ぐそっちに向かう』
・・・どうやら、雑音は電波状態の所為だけでは無いらしい。微かに聞こえる荒い息遣い。
「僕が気付かないとでも思ってる、のかな・・」
『? 何か言ったか?』
「何でもない。それより、まだ敵が残ってるかもしれないから気をつけて」
『ああ。分かってる』
現在位置を伝えると、無線はぶつりと途切れた。

彼の声は不器用ながらも不思議と心地良くて。本当は、もう少し聞いていたかったのだけれど。
もう直ぐまた会えるのだと思うと、自然と頬が緩む。
彼の為なら待つのも苦では無い、と夜空を見上げ―――――

静寂を破る銃声。鮮血が飛び散る。

「――――え、」

信じたくない、信じられる筈も無い断末魔が、僕の理性を破壊した。
朝はきっと、もう来る事も無く。


    を         
(運命なんて、きっと)



                                        

                                          title by
酸性キャンディー

葛藤に揺れると。
快感に疼くばかりの
は一心不乱に其れを求め。
朽ちたは既に動く事無く。
に留まる闇の先の僅かな光。
血と骸、錆びた鉄がに障る。
私語く甘い誘いをに聞き。
は唯、彷徨うばかりに。

・・・地獄?御冗談を。
此処は天国。

≪PERIOD≫


ほら、どうぞ御覧なさい。
僕の終着点。
 
「・・・お前を見てると、自分が何の為に生きてんのかわからなくなる」
「そう?生きたいから生きてるんじゃないの」
「お前の頭ん中には、生きるか死ぬかしかねぇのかよ」

(生きるか死ぬか と 君、だけだよ)







title by
酸性キャンディー

結局、真実なんてものは何処にもないのに

ああ、ああ

気が付くと僕はまた、捜し求めてしまっているんだ

誰も振り向いてくれないから

せめて鏡の中だけでも笑顔でいさせて

どんなに君が遠くにいたって
僕はすぐに飛んでいくよ

君の望みとあらば世界の果てまでも
ふたり一緒なら、僕は何処へだって行けるんだ!

チカラなんていらない。
だから意思を。オレに捧げて!!

「絶対服従」

ねえ誰だって敵いはしない。
オレ達だけの無敵の呪文<スペル>。
一瞬のアイコンタクト。

愛しい君に青い薔薇を。
君だけにオレの命を。言葉を、捧げるから。
花言葉は『不可能』

君が殺せと言えば、オレは躊躇う事無く引き金を引く
君が死ねと言えば、オレは迷わずにただ刃を突き立てる

「絶対服従」

ねえ、これは命令なんだよ?
叛く事も抗う事もできるのに

けれどオレは裏切りはしない
理由なんてとっくの昔に証明してる

「絶対服従」

愛しい君に銀の鎖を。
君だけにオレの自由を。心を、捧げるから。
オレが裏切れないよう 繋ぎ止めておいて

さあ、今すぐオレに御命令を!!! 

月の無い夜と凍りつく様な寒さも。

今だけは、孤独な僕を包んでくれる温もりに感じるんだ。

もう子供じゃないんだって気付いた夜。

「独り、って嫌な言葉」

このまま、夜の闇に溶けてしまいたかった。

こんなの馬鹿のすることだと思ってたんだ


呼吸は徐々に荒く、荒く リズムを刻んで
僕の首はなかなか絞まってくれない

この手にあと少しだけ力を込めれば楽になれるのに
この手をあと少しだけ緩めれば残酷な世界に逆戻りしてしまうのに

ただ向こう側へと踏み出す勇気が無いだけなの
悪いのは僕を生んだ神様であって僕じゃない
僕を縛り付けようとしたって到底無理だと分かっていながら

歪んだ視界の中で 見えるのはただ赤い紅い、朱い、




めをとじてぼくのくびにちからをこめて

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