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真っ白に笑う君が好きだった。
眩しいばかりの世界の中で、此処にいると何時だって誰かの夢の中みたいで。 騒々しい外に見惚れる君に空の色なんて教えてはやれない。 そんなにいいものじゃないよ、と曖昧に笑ってみせれば、 私にとってもそうだとは限らないじゃない?なんて首を傾げる君は外なんかよりずっと綺麗。 轟音が遠ざかる。 不思議と心は落ち着いていた。随分前から知っていたことなのだから当然だった。 鏡を見る。ああ、消えていった友人たちと同じ顔。 それでも抑えられない指先の震えは、君へと残る懐かしい後悔なのかもしれない。 もう君は此処に居ない。 憬れていた外の世界で、あの眩しい光の彼方に消えてしまった。 また白い世界に帰れるのなら、僕は痛みなんて感じない。 さよなら。今君のもとへと飛んでゆくよ。 PR この記事にコメントする
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壱希
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